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「テロ対策優先」現場から懸念も 改正感染症法 あす施行 読売新聞 医療と介護 医療ニュース 無断転載禁止

「テロ対策優先」現場から懸念も 改正感染症法 あす施行 生物テロを未然に防ぐため、研究者や医療機関が扱う病原体を国などが監視する改正感染症法があす1日に施行される。病原体の扱いに規制がかかり、病原体を他施設に預けたり、廃棄処分にするところも出てきた。「感染症対策に影響が出るのでは」と懸念する声も出ている。
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 改正感染症法では、生物兵器になりうる病原体(微生物)を「特定病原体」として、1〜4種の4種類に分類。炭疽(たんそ)菌、狂犬病ウイルスなど1〜3種の病原体を所持する研究機関には、保管庫、防護体制を整備するなどの安全対策基準を満たした上で、厚生労働省への届け出を課した。運搬する際には、公安委員会に事前報告し、運搬証明書の交付を受ける。

 こうしたテロ対策を優先させた法改正に緊急の病原体対策や、基礎研究への影響を心配する声も上がる。病原体を扱える施設基準や除外規定は複雑で、法律の細則を定めた省令が今月に入って公になるなど対応は遅れ、現場は混乱している。運搬手順を定めたマニュアルも厚労省と警察庁が現在作成中で施行後にずれ込みそうだ。