脳死肝移植:不安乗り越え出産果たした女性、テレビCMに 脳死肝移植を受けた不安を乗り越え出産を果たした女性が、1日から放映される公共広告機構のテレビCMに登場する。昨年11月、本紙で報道されたことがきっかけで出演依頼を受けた。新聞や雑誌の広告やポスターにも登場し、日本臓器移植ネットワークへの理解を訴える。 毎日新聞 サイエンス 医療 無断転載禁止
女性は兵庫県西宮市の主婦、今川真紀子さん(34)。1996年、英国の大学留学中に劇症肝炎にかかり、現地で脳死肝移植を受けて、一命を取り留めた。帰国後、3年前に結婚し、妊娠。服用している免疫抑制剤の副作用や母体への負担など、多くの不安を抱えながらも昨年4月、無事に長男駈(かける)ちゃん(1)を産んだ。担当医師によると、脳死肝移植を受けた女性の出産は国内2例目だという。
CMは駈ちゃんを抱く今川さんの幸せそうな表情を映し「移植で救われた命が、小さな命に引き継がれた」と、命のリレーがつながったことを伝える。そして「あなたの意思で救える命があります」と臓器提供意思表示カードの登録を呼びかけている。
臓器移植法が成立して10年になるが、日本臓器移植ネットワークによるとカードの普及率は8%程度。同ネットワークは「現在の今川さんの姿を見て、移植で多くの命が救える事実を理解してもらえるのでは」と期待する。今川さんは「移植を受けたことで新しい命まで授かり、信じられないほど幸せ。CMが脳死移植について考えを深めるきっかけになればうれしい」と話している。【川鍋 亮】
脳死肝移植:不安乗り越え出産果たした女性、テレビCMに 毎日新聞 サイエンス 医療 無断転載禁止
- 2007/06/30(土) 17:08:00 |
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