広島・廿日市市:宮島に「入島税」 世界遺産・厳島神社保護で検討 広島県廿日市(はつかいち)市は08年度に、世界遺産・厳島神社がある宮島(厳島)の文化財保護、環境保全の費用にあてる「法定外目的税」導入の検討を始める。“入島税”ともいえ、真野(しんの)勝弘市長は「財政が厳しい事情もあり、世界遺産の島を守るために必要な財源。年間約300万人が訪れる世界的な観光地にふさわしい整備の財源にしたい」と話している。
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想定する使い道は、厳島神社など文化財の保護と、森林や海岸などの環境保全など。4月から徴収方法や税額、課税対象者の範囲などの課題を約3カ月かけて整理。学者や宮島の住民代表らで構成する第三者機関に諮り、導入時期を決める。
04年9月の台風で、厳島神社は雅楽を演奏する国宝・左楽房(さがくぼう)が倒壊し、祓殿(はらいでん)の屋根などが吹き飛んだ。この被害を含め、04年度までの10年間で地元が負担した文化財保護費は約2億円。また、96年の世界遺産登録時、神社前面の海域と背景の天然林も「一体として文化的景観を形成している」として一括指定された事情も、税導入検討に拍車をかけた。
外国人観光客の増加などで、07年の宮島訪問者は97年以来の300万人超えの見込み。一律10円の徴収でも3000万円を確保でき、一般会計の予算規模が400億円弱(07年度当初)の市にとっては大きい。宮島へ渡る公共交通は旅客船しかなく、船賃に上乗せする方法などが考えられる。【宇城昇】
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■ことば
◇法定外目的税
地方税の一つで、地方税法で定められた税以外に自治体が独自に条例を制定し徴収できる。使途は限定され、事前に総務相の同意を得る必要がある。総務省によると、12月現在、29都道府県、4市町村が「産業廃棄物税」「宿泊税」「環境協力税」などの名称で導入している。
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- 2007/12/31(月) 05:39:00 |
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