原発耐震:全12事業者が「揺れ想定」引き上げ 東京、関西電力など6事業者が31日、原発の新耐震指針に基づいた耐震性再評価に関する中間報告を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。提出済みの6事業者と合わせ全12事業者が報告を終了。日本原電敦賀原発では敷地内で新たな活断層を確認するなど、全事業者が地震やそれによる揺れの想定を引き上げた。各事業者は「原発の耐震性に問題はない」と説明するが、建設当時の想定が甘く、過小評価だったことになる。 毎日新聞 ニュースセレクト サイエンス 環境 無断転載禁止
報告したのは東京、関西、北海道、九州各電力と日本原電、日本原子力研究開発機構。
日本原電によると、原子炉建屋から約200メートルしか離れていない敷地内に浦底−内池見断層(M6.9、18キロ)の存在が判明。想定される地震の揺れの最大加速度を532ガル(ガルは加速度の単位)から650ガルに引き上げた。原電は「建設時は分析技術が確立しておらず、地層の年代を知るための情報が乏しかった」などと釈明している。
原子力機構の高速増殖炉「もんじゅ」でも、敷地の西約500メートルの白木−丹生断層(M6.9、15キロ)と、西方海底のC断層(同、18キロ)が活断層と判明した。C断層はもんじゅの直下約5キロに断層面があることも判明。揺れの最大加速度を466ガルから600ガルに引き上げた。
関西電力の美浜、大飯、高浜原発周辺でも相次いで新たな活断層が見つかり、想定が引き上げられた。
東電によると、福島第1、第2原発では、敷地直下約80キロの場所に03年の宮城県沖の地震(M7.1)が起きた場合を想定し、最大加速度を600ガル(想定370ガル)に引き上げた。
北電泊原発や九電玄海原発と川内原発は、全国の原発で共通して想定するM6.8程度の地震に基づき、揺れの最大加速をそれぞれ550ガル、500ガル、540ガルに引き上げた。【河内敏康、野田武】
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- 2008/03/31(月) 20:56:00 |
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