イタイイタイ病:認定40年 原因企業の社長「汚染被害、二度と出さぬ」
◇住民側と協力、大幅環境改善
富山県・神通川流域の「イタイイタイ病」が国内初の公害病に認定されて8日で40年になった。今も新たな患者がいる一方、4大公害病では例のない、被害者側と原因企業の協力で大幅な環境改善が実現した。原因企業の三井金属から分離した「神岡鉱業」(岐阜県飛騨市)の渋江隆雄社長(56)は毎日新聞の取材に応じ、「二度と汚染被害は出さない。今後も住民側の立ち入り調査を受けていく」と明言した。 毎日新聞 東京朝刊 ニュースセレクト サイエンス 医療 無断転載禁止
下流域では大正期から骨折を繰り返す患者が発生。61年に神岡鉱山のカドミウム原因説が発表された。これまでに患者は先月の2人を含む計194人(うち生存者6人)が認定されている。
被害住民側と同社側は、裁判が72年に住民側勝訴で終結すると、公害防止協定を締結。研究者も含めた立ち入り調査で施設改善などを進めた。その結果、神通川のカドミウム濃度は、源流並みの0・07ppb(ppbは10億分の1)を06年までの3年連続で記録。汚染田の土壌復元も3年後に完了する見込み。
渋江社長は「改善が進むと自発的に現場からアイデアが出た」と、協力によって相乗効果が生まれたことを説明。「住民にご迷惑をかけ、高い授業料を払って何も生かせなければ企業として愚か」と語った。被害住民団体「イタイイタイ病対策協議会」の小松義久名誉会長(83)は「努力を続けてほしい」と話した。【田倉直彦】
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- 2008/05/09(金) 05:34:00 |
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