はなちゃんくらぶ 朝一 医療・福祉・介護 ニュース

全国紙5紙を中心に、全国の地方紙に掲載された 医療・福祉・介護に関する専門の最新情報を、各テーマごとに集積をすることにより、現場関係者を含めて、幅広く活用して頂けるページを構築したいと考えております。運営:NPO法人花しょうぶ 

ハンセン病施設:「人間回復の橋」20年 岡山で式典 毎日新聞 ニュースセレクト 話題 無断転載禁止

ハンセン病施設:「人間回復の橋」20年 岡山で式典 二つのハンセン病療養所がある岡山県瀬戸内市の長島と本州を結ぶ邑久(おく)長島大橋(全長185メートル)が9日、開通20年を迎えた。隔離政策からの解放を象徴する「人間回復の橋」と呼ばれ、今では年間約1万1000人が橋を渡って島を訪れる。橋のたもとで行われた記念式典には入所者ら約120人が出席。邑久光明園自治会の屋猛司(おくたけし)会長が「地域に開かれた療養所になるようハンセン病基本法の成立を願っている」とあいさつし、出席者らが風船を飛ばして節目を祝った。 ※(写真)邑久長島大橋開通20年を祝い、風船を飛ばす出席者=岡山県瀬戸内市の長島で2008年5月9日午前11時4分、小林一彦撮影
 毎日新聞 ニュースセレクト 話題 無断転載禁止 

 島には、日本で最初の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」(1930年開園)と「邑久光明園」(38年開園)がある。本州との間は最短で約30メートルだが、約半世紀にわたって橋のない「隔離の島」だった。

 戦後、特効薬の普及などで社会復帰者が出るようになり、入所者らは17年間に及ぶ架橋運動を展開、88年に橋の完成にこぎつけた。

 長島愛生園元自治会長の加賀田一さん(90)は80年、当時の園田直厚相に直談判し、「隔離する必要のない証しとして橋を架ける」という言葉を引き出した。クレーン船で橋げたが運ばれてきた時の感激は今も鮮明だ。

 両園の入所者は現在計584人。20年前の半分を割り、平均年齢は約80歳になった。【石戸諭】