二分脊椎症:599グラム児に脊髄縫合 慈恵医大、世界最軽量で成功 東京慈恵会医科大(東京都港区)は16日、脊髄(せきずい)が先天的に割れ背骨からはみ出す「二分脊椎(せきつい)症」の障害を持つ体重599グラムの超未熟児の女児に対し、顕微鏡を使って開いた脊髄を縫い合わせる手術に成功したと発表した。女児は体重3285グラムまでに成育し、同日に退院。この手術では世界で最も体重が軽い成功例という。
女児は昨年12月に妊娠から30週で生まれた。手術は出産から2日目に実施。直径約2ミリの脊髄を髪の毛の約10分の1の太さの糸で縫い合わせた。出血も2CCに抑えて輸血なしで成功した。女児は下肢に軽いまひが残る恐れがあるものの、脳神経に障害は残らなかった。 毎日新聞 東京朝刊 ニュースセレクト サイエンス 医療 無断転載禁止
脊髄が開く重度の二分脊椎症は、1万人に約6人の割合で起きる。手術しなければ水頭症などの合併症や脳脊髄液の漏えい、感染症の恐れがあり、約半数は死亡するとされる。
執刀した同大付属病院の大井静雄教授(小児脳神経外科)は「日本における二分脊椎症の予防対策は先進国で唯一遅れ、発生頻度は上昇している。妊娠中に葉酸など必要な栄養を取るなどの啓発が必要」と呼びかけた。【関東晋慈】
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- 2008/05/17(土) 05:39:00 |
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