【主張】子供の携帯依存 顔見える友人関係大切に 携帯電話を持つ中学生の半数が深夜までメールをしているなど子供たちの携帯電話利用の実態が日本PTA全国協議会の調査で分かった。
連絡手段、安全対策として子供に携帯電話を持たせる親が増えている。だが、子供たちの利用実態をどこまで把握しているのだろうか。深夜まで携帯電話の画面から目を離せないような子供たちの「携帯依存」は放置できない。
保護者らでつくる同協議会は、テレビやゲームなどが子供たちに与える影響について意識調査を行ってきた。今回から携帯電話に関しても調査項目を増やした。 産経新聞 朝刊 主要ニュース 生活 教育 無断転載禁止
調査は小学5年生と中学2年生およびその保護者を対象に行われたが、小5で19%、中2では43%が携帯電話を持っていた。
ただ、携帯電話は通話にはあまり使わず、メール交換に使っているケースが目立った。
「深夜でもメールのやりとりをする」という子供は中2で51%、小5でも11%いた。1日の携帯メールの送受信が「51通以上」と多い子も中2で16%いた。
驚くのは「会ったことがないメールだけの友達が5人以上いる」と答えた子供が中2で12%いたことだ。親の知らないネット上の掲示板やチャットを通じて知り合うケースが増えている。
「メールの返信がないと、とても不安になる」という子供は小5で18%、中2で24%いた。
メールは、相手の顔色を見ずに深夜でも気軽に送信できる。だが少しでも返信が遅れると、いらつき、文面が誤解を生み、いじめにつながるケースもある。子供がインターネットで性や暴力表現など有害情報に触れたり、出会い系サイトなどで犯罪に巻き込まれたりする事件が増えている。
また、生徒らがうわさ話などを書き込む「学校裏サイト」には個人を誹謗(ひぼう)中傷する内容も見られ、いじめの温床になっている。
政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾塾長)は、ネットの有害情報などから子供を守る対策として、「小中学生に携帯電話を持たせない」とする思い切った提言を検討している。
子供時代は、さまざまな体験を積み、心身を鍛え、育てる重要な時期である。携帯電話の画面にばかり夢中にならず、顔が見える友人関係、自らの実体験を大切にするよう、親や社会が働きかけていくことが必要だ。
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- 2008/05/18(日) 03:27:00 |
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